『おうち食育』が生まれたストーリー
私が『食育』に興味を持ったのは娘が1歳くらいの頃。
当時育休中だったですが、仕事復帰したくなくて
『娘が一緒でもできる仕事』を考えていた時に「食育を仕事にする」ということが選択肢の一つにあったような感じです。
もともと料理やお菓子作りは好きだったので、離乳食作りも楽しかったですが、ベビーマッサージなどに通ったり、
地元の友達と話している時のママ友同士の会話の中で子供の食のお悩みを聞く機会が多かったのと、
料理・お菓子作りが好きだということで相談されたりもしていました。
そんな時に、子供の食に悩んでいるママ達の力になれるかもしれない…と考えたんです。
一度は復職し、体を壊してからは、周りの事を気にし過ぎず、自分の体調に合わせて自分のペースで働き、自分の好きなこと・得意なことを仕事にしたいと思い、
今までの自分の経験・体験にプラスして、日本アタッチメント育児協会のアタッチメント食育インストラクターの資格を取り、『食育教室』をスタートしました。
自分のプライベートでのママ友さんとの会話や、自分のレッスンに参加してくれるいろいろなママさんのお話を聞いてて、
ある日私・・・気づいちゃったんです。
子供の食の悩みの対処法や現状を変えるためのアイディアはいくらでも伝えることはできるけど、子供がご飯を食べなかったり好き嫌いしたり、落ち着いて食べてくれないなどの悩みは、
もっと根本的なところに原因があって、それを解決しないと、一時的に状況は良くなっても結局は『子供が食べない』という状況は続くのではないか?
そして、対子供だけへどれだけ日々一生懸命伝えたりしても、子供の食事を作っているママ(養育者)のマインドや考え方が変わらなければ、いつまで経っても問題を解決する事ができないのではないのか?
という事に。
我が家の娘は、離乳食が始まってからというもの食べるのがとにかく大好きで、何でも好き嫌いなく食べるタイプです。
もちろん、苦手そうにしているものもありましたし、3歳くらいになってからは気分で食べなくなる食べムラも出始めたり、5歳6歳になってからは、それなりに食べるのを嫌がるものも出てきました。
でもね、『食べる事』と『食べ物』はすごく好きなんですよ。
それって何でだろう?
他の家庭と何が違ったんだろう?
そう考えた時に、私は娘が生まれてから離乳食が始まるまでの間や、子供の食事の場面以外でも子育ての中で食べ物や食べ物にまつわるものがいつもすぐそばにあったという事に気が付きました。
絵本を読む時には、本の中に必ず食べ物が出てくる。
散歩の時、「雲がバナナの形みたいだねぇ」と話したり。
お絵かきでは、おにぎりを描いてみたり。
お家の中の雑貨が、食べ物がモチーフだったり。
何気ない会話の中で「あ、この葉っぱさつまいもみたいだね!」と話したり・・・
日常の中に、食が自然と溶け込んでいたんです。
これは単に、私が飲食業界が長いのと、食べるのも好き・作るのも好き・食材そのものが大好きということもあって、
食べ物にまつわるものなら何でも大好きなんですよ!私が!
だから、娘からしたら「また食べ物かよ!」って内心思ってたかもしれませんが(笑)
娘にとっては食が身の回りにあるのも会話によく出てくるのも当たり前のことで、それが自然と娘の食への興味関心を育む事に繋がったのではないかと思ってます。
そう考えた時に、
『離乳食が始まる前の0歳代から取り組める食育』として、おうちの中でも親子で楽しく簡単に取り組めて、
日常の中で自然と食と触れあう機会を増やし、子供の食への興味関心を育む事を大切にした『おうち食育』というものを子育てママに伝えていこう!と思ったのです。