さて、今回は離乳食に関して同時期に似たようなご質問をいただきましたので、ブログでも読者の皆さまへ向けて情報をシェアさせていただこうと思います!
【赤ちゃんが離乳食を食べられない・食べたくない要因の解決方法】を一覧にして紹介してます!
離乳食を食べてくれなくてお困りのママさん、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ブログの真ん中らへんに一覧があります^^
<お悩み相談>
生後8ヶ月になったばかりの娘の離乳食について悩んでいます。
離乳食中期の段階に入っていないといけないのに、中期の段階の食べ物をあげようとするとべーっと吐き出してしまいます。初期のドロドロごはんだと食べるのですが、中期のごはんは食べてくれません。どうしたら食べてくれますか?
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次のステップに移行するべきタイミングなのに、全然次のステップの離乳食を食べてくれない・・・
ママとしては、とっても気になっていることだと思います。
せっかく作ってもべ~と食べてくれないと悲しいですよね。
〜離乳食の移行の目安〜
離乳食初期→生後5、6ヶ月
離乳食中期→生後7〜8ヶ月
離乳食後期→生後9〜11ヶ月
離乳食完了期→1歳〜1歳半
幼児食→1歳半以降〜
育児書などに書かれている離乳食の進め方の月来の目安として上記の月齢が当てはめられていると思いますが、
実はこれ、ほぼ無視してしまって構いません。
というのも、離乳食の始まってすぐの生後6ヶ月〜生後18ヶ月(1歳半)までの間というのは、赤ちゃんの成長の個人差が大きい時期となっています。
成長の個人差が大きいということは、例えば離乳食中期のごはんを食べる目安の段階に到達しても、成長が追いついていなければまだまだ中期の食事を食べるということは難しいです。
赤ちゃんの「口の中」「舌」はセンサーになっているので、「まだ自分には食べられない」と判断したものはベーっと吐き出します。
吐き出す=食べられない・食べたくない
ですので、赤ちゃんが離乳食を「食べられない・食べたくない」と感じる要因を探して、「食べられるように・食べたくなる」ように食べ物を調節する必要があります。
【赤ちゃんが離乳食を食べられない・食べたくない要因】
●食べ物が固い
●食べ物のサイズが大きい
●スプーンに乗っている一口が多すぎる
●スプーンの材質が嫌
●スプーン自体が嫌
●食べ物の温度が嫌
●食べ物の食感が嫌
●食べ物の味が嫌
●食べ物の匂いが嫌
●食べ物の口から鼻へ抜ける香りが嫌
●見た目が嫌
●食べさせてもらうのが嫌
●食べる気分じゃない
●お腹が空いてない
●食べたいものじゃないから要らない
などなど。
ざっと挙げただけでもこれくらいあります。
もっと掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられるところです。
赤ちゃんが何に対して不満があるのか、何が気に食わないのかは、赤ちゃんの表情やしぐさをよく観察する必要があります。
眉間のしわひとつ、一瞬のフリーズなど、たったそれだけの反応でも、それをとらえることができると、驚くほど子どもの気持ちが理解でき、育児での悩みも軽く考えられるようになってきます。
言葉がわからなくても、小さな赤ちゃんでも、一人の人間で、自分の意志や考えをちゃんと持っています。
私たち大人が「今日はお米食べる気分じゃないから麺しよっと」と思うように、赤ちゃんだって「食べたくない気分」の食べ物はあるんです。
離乳食の時期は、おっぱいやミルクを卒業するための「食事の練習の段階」なので、まだまだそこまで深刻に「うちの子は〇〇を食べない!どうしよう!」と悩む必要はありません(気になる気持ちはめっちゃわかりますよ!)
【赤ちゃんが離乳食を食べられない・食べたくない要因の解決方法】
●食べ物が固い
→柔らかくする
●食べ物のサイズが大きい
→小さくする
●スプーンに乗っている一口が多すぎる
→一口の量を減らす
●スプーンの材質が嫌
→別の材質のスプーンを使う
●スプーン自体が嫌
→お箸で食べさせる・(つかめないけど)気が済むまで手づかみ食べをさせる
●食べ物の温度が嫌
→温度を上げてみたり下げてみた物を与える
●食べ物の食感が嫌
→とろみをつける、細かく砕く、逆に荒くするなど
●食べ物の味が嫌
→別の味付けをする、やや味を濃いめに作る、逆に薄くしてみる
●食べ物の匂いが嫌
→匂いが出ないように冷めた状態で食べさせる
●食べ物の口から鼻へ抜ける香りが嫌
→食べないならあきらめる、一口だけ挑戦はさせて無理に食べさせない
●見た目が嫌
→見た目をかわいくしてみる、いつもかわいくしてる場合はあえて何もしないなど
●食べさせてもらうのが嫌
→自分で食べてもらう(自分で食べたがる場合は食べてもらいたい分は別で用意してぐちゃぐちゃになっても良い分だけ満足するまで好きにさせる)
●食べる気分じゃない
→別のものを出してあげる、時間をずらす
●お腹が空いてない
→運動後に与える、とりあえず食べられるものだけ食べさせる、時間をずらすなど
●食べたいものじゃないから要らない
→別のものを出してあげる、「じゃあ何なら食べられるの?」と聞いてみる
とりあえずの解決方法なので、この対応では当てはまらない場合もあります。
根本的な原因を探るには、とにかく赤ちゃんの様子の観察が何よりも大切です。
離乳食を食べてくれない原因が、「食事の場面」とは限りませんしね。
私が個別相談で離乳食や食事の相談をお受けする際には、とにかく具体的にお悩みをお伺いして、生活のこともめちゃくちゃ事細かに聞いています。
朝起きてから夜寝るまで、そして夜中の様子なども、答えられる範囲・わかる範囲で教えていただくことによって、食べない原因が食べ物のせいなのか、それ以外のものなのか、もしかしたらただの気分なんじゃないか?なんてところまで見極めていきます。
この作業、実は相談してくださったママさんにはよく驚かれます笑
もちろん、聞かなくてもある程度のアドバイスをする事はできますが、それはごく一般的な当たり障りのないアドバイスです。
でも、それじゃ~~~意味ないんですよ!
当たり障りないアドバイスで解決する悩みなら、全国のママさんたち、こんなに悩んでませんから!!
だからわたしは、たとえ相談してくださったママさんにドン引きされようと、せっかく相談してくださったのに、解決できないなんてイヤ!少しでも解決の糸口を見つけ出してあげたい!
細かく聞かないと、原因が探れないんです。
お子さんを観察する能力は、どなたでも持っています。
観察するポイントをちょっと知っているだけで、まだ言葉を話せないお子さんとでも、驚くほど意思疎通を図ることができますよ。
という事で、離乳食期の食事のお悩みは、個人差が大きい時期なので育児書やネット、周りの同じ月齢のお子さんたちの意見に惑わされず、「あなたのお子さんの成長具合をしっかり観察する」ことを大切にしてください。
特に、舌の動きは要チェックポイントですよ♪
アタッチメント食育講座では、お子さんの発達の段階に合わせた最適な食事の食べさせ方・食を通した親子の関わり方・声掛けの仕方などをより詳しく、ママ自身が納得できる形で学ぶことができます。
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