「愛着(アタッチメント)」ってなに?どんなメリットがあるの?
結論から言えば、愛着(アタッチメント)とは、
「親と子どもが一生をかけて築き、育んでいく絶対的な信頼関係・親に対して感じる絶対的な安心感」。
アタッチメント育児協会では、
「親が子どもに抱く感情作用であり、また子どもも親に対して抱く感情作用で、親子で相互に影響し合うもの」と定義しています。
アタッチメント(愛着)を形成できるのは、親だけではなく、友達や恋人、習い事の先生など、母親、父親だけではなく身近に関わりのある人とならだれとでも愛着関係を作ることができるのですが、
わたしは、あえて「”親と子どもが”一生をかけて築き、育んでいく絶対的な信頼関係・親に対して感じる絶対的な安心感」と書きました。
なぜ、あえて「親と子ども」という書き方をしたのか?
それは、
良くも悪くも子どもにとって「親」という存在は、とてつもなく影響力のある存在だからです。
みなさんも、自分の子どもの頃をちょっと思い出してみてください。
―小学一年生のあなた
「お母さん、テレビ見ていい?」
「だめ、我慢しなさい」
「お母さん、おなかすいた」
「もうすぐご飯だから我慢しなさい」
「お母さん、こどもちゃれんじやりたい」
「あんなたすぐ飽きてやらなくなるからダメ」
―中学一年生のあなた
「お母さん、部活は吹奏楽部にしようと思う」
「よく風邪ひくんだから運動部にしなさいよ。陸上部とか」
「お母さん、こっちのピンクの服とこっちの紫の服どっちがかわいい?」
「あんたはそんな色似合わないわよ。黒とか緑のにしなさい」
・・・・
・・・
・・
いかがでしょうか?
ちょっと極端な例もあるかもしれませんが、子どもの頃というのは、結構な数の人が「親の言う事は絶対」に近い生活だったと思います。
反抗してみても、結局言いくるめられてしまったり、しぶしぶ言う事を聞く羽目になったり。
もちろん、こういったマイナスな面ばかりではありません。
学校で友達に嫌なことを言われてお母さんにそのことを言った時に、「それは嫌だったね」とやさしく抱きしめてもらえた時の包まれるような温かさ、心が溶けるような安心感というのは「おかあさんだから(おとうさんだから)」感じられる感覚ですよね。
そういった、「お母さんなら絶対はげましてくれる」とか、「お父さんなら絶対こう言ってくれる」といった「絶対的な信頼感」「絶対的な安心感」が、『愛着関係ができている・築けている』という事になるのです。
この、絶対的な信頼感・安心感こそが、愛着(アタッチメント)を育む最大のメリットです。
親子でのアタッチメントの形成は、子どもの人間に対する基本的信頼感をはぐくみ、その後の心の発達や人間関係にも大きく影響します。
愛着やアタッチメントという言葉は、聞きなれない分「ふーん」で終わってしまいがちですし、これを読んでいる方も「ふーん」と感じる程度かもしれませんが、愛着というのは、知れば知るほど、子どもがこれからの人生を豊かに生きていくためにとっても大切なことだという事がわかります。
愛着(アタッチメント)は、心理学の分野ですが、そんなに難しいものではありません。
心理学というのは子どもの心の成長のために、親が知っているのといないのとでは子育ての考え方が全然違うものとなります。
発達心理学を知り、愛着とは何か、愛着が子どもにどんな良いことをもたらすか、そして、親にとってもどんな恩恵があるのか
たったそれだけを知るだけで、子育てはうんと楽になるんですよ。
お母さんが本当に知りたい『食育』に関する正しい知識を教え、日常の取り組みの中でできることを伝えるのが、私たち『アタッチメント食育インストラクター』です。
アタッチメント食育で親が正しく子どもの成長のために必要な知識を学ぶことで、親も今まで以上に子育てがしやすくなり、立ち止まることや悩むことがあったとしても、必要以上に悩みすぎず
「今は、子どもの成長のために必要なステップなんだな」と、今ある問題や悩みも、正しく理由付けをすることができるので、今まで感じてきた原因不明の悩みの答え合わせができます。
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